アメリカのステーキ店が進出しまくる六本木に、昨年10月オープンしたエンパイアステーキハウスに行った。インターネッツで検索すれば、「NYマンハッタン創業のラグジュアリーステーキハウス」という触れ込みだった。
まずはシャンパンで乾杯した。
飲んだのはアンリ・ジロー・フュ・ド・シェーニュ。4万円。
腰が抜けそうな程にうまいシャンパンを、マグロのタルタル(2500円)やサラダなんかと一緒に食す。 ねっとりとした舌触りが楽しめるマグロのタルタルは、提供時すでにスプーンが土台のムースにめり込んじゃってるけど、こういう演出も嫌いじゃない。
そろそろ肉が焼きあがるらしく、あらかじめ頼んでおいたオーパス・ワンが運ばれてきた。6万8000円。
食べたのはこの店のシグネチャーであるエンパイアステーキ(2～3名用)。2万4000円。皿の上が結構スカスカで、焼き目もパサついているようにも見えるが、熟成されたシャトーブリアンとサーロインが同時に味わえる珠玉の逸品。そこそこうまい。
これだけじゃちょっと足らないかなと思い、 プライム・フィレミニヨンも注文しておいたのだった。9800円。
全メニュー中で一番安い値段を誇る、ライス(500円)の上にフィレを乗せてみる。これだけでおよそ4000円のステーキ丼。ただ悲しいことに、脂身がないから恐ろしいほど米と合わない。こういう店のお肉はやっぱりワインで楽しむのが正解なのね。
その後はシャンパーニュの中でも最高級とされ、「シャンパンの帝王」とまで呼ばれるクリュッグ・グランド・キュヴェ(4万円)なんかをゴクゴク飲みながらほろ酔い気分。でも僕はアンリ・ジローの方が好きな味だった。
〆のデザートはラズベリーのシャーベット。800円。仁義なき六本木ステーキ戦争、次回はベンジャミンステーキハウスよりお送りします。
住所 東京都港区六本木6-7-11
営業時間 11:30-15:00 17:00-23:00
定休日 なし
Webサイト http://www.empire-steakhouse-japan.com
