Showing posts with label 真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する. Show all posts
Showing posts with label 真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する. Show all posts

2 Dec 2018

Pizzeria Tintarella

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

2013年から始めた真のナポリピッツァの食べ歩きもついに70軒目。これで2017年までに認定を受けた日本国内の店舗はすべて訪れたことになる。


 それが千葉県柏市のティンタレッラ。世界では666番目となる真のナポリピッツァ協会認定店だ。


ランチのセットはサラダと1ドリンクが付く。これはズッキーニとオリーブ、サラーメのサラダ。


 マルゲリータはノルマーレ(標準サイズ)でいただこう。1800円(外税)。


モッコモコなコルニチョーネにテンションが上った。空気をたっぷりと含み、ピザの耳にありがちなもったりとした重さがない。パリッとサクッと軽い食感、これぞナポリピッツァといえる。


 うまい。チーズとトマトソースの水分量もちょうど良い。バジルがあと2枚くらい入ってると最高に嬉しい。


ペロリです。


〆は定番のエスプレッソを一気にグビッと。口の中でジャリっとするくらいに砂糖を入れ、底に残った粒をスプーンで掬う。イタリア人の真似してるだけなんだけど、これがまたホロ苦甘くてうまいんだよなぁ。完食。


住所 千葉県柏市柏6-8-40
営業時間 11:30~14:00 18:00~22:00
定休日 火曜のランチ 月曜
Webサイト http://www.tintarella.jp/

3 Oct 2018

PIZZERIA Lucci 岩見沢店

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

 ピザ1枚と出会うためだけに札幌駅から電車とバスを乗り継ぎ、ずいぶんと遠くまで来てしまった。

バス停の時刻表を見ると1日わずか8便。1つ乗り遅れたら2~3時間は待ちぼうけという、車なしでは到底生活できない北の大地の厳しさが身にしみる。(レンタカー借りるのをすっかり忘れてた)


目的地はピッツェリア・ルッチというお店だった。 広大な敷地、公園の中に広がる大草原。雄大な自然の中にお店がある。


 ここは世界で663番目となる真のナポリピッツァ協会認定店。オーナーさん曰く札幌にも系列店があるのだが、ガス釜の関係で認定が取れなかったらしい。


大理石の上のまあるい生地。


 匠の技で手際よく伸ばされながら、まるで滑るようにパーラと呼ばれる木べらの上に移動し薪窯へ。


 シリーズ「真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する」。70枚目は北海道岩見沢市「ルッチ」のマルゲリータ。1250円。


 パリッと焼き上げられたコルニチョーネの質感、チーズとトマトソースのみずみずしい感じ、お分かりいただけるでしょうか。この水分量にオイルの量、俺好みなもの。トマトの赤とチーズの白、緑のバジリコの彩りバランスもいい塩梅です。


ハフハフジョルジョルしながら食べるピッツァ、最高。宅配ピザもうまいけど、それではどうしても味わえないこのフレッシュさ。チーズのコクにトマトの甘酸っぱさが合う。


うっめー。完食。


住所 北海道岩見沢市上志文町794
営業時間 11:30~14:30LO
定休日 水曜 ※冬季は土日祝のみ営業
Webサイト http://zebent.jp/

4 Mar 2018

pizzeria il Ritrovo

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

 和歌山大学前駅からバスで1分の場所にある「ピッツェリア・イル・リトロボ」に行った。


膝がグニャグニャなのでたとえ僅かな距離であろうと乗り物を使う。ここは世界で605番目の真のナポリピッツァ協会認定店。


 「バスで来た人初めてかも?」と出迎えてくれた店主さん。この日の前菜はレタスなどの葉菜類が入らないもの。トマトソースで煮込んだミートボールとサラーメ(サラミのこと)が嬉しい。


飲み物は和歌山県産の新しょうがを使用したジンジャーエールを選択。程よい甘さにスッキリとした飲み口が印象的だ。


シリーズ「真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する」。69枚目は和歌山県和歌山市「イル・リトロボ」のマルゲリータ。前菜とドリンクのセットで1500円(税別)。


頬張った瞬間、生地の軽さに思わずニヤリ。

仙台パドリーノばりに軽い食感とモッチリ生地の共演。よく焼き込まれたコルニチョーネは空気をふんだんに含んでおり、気泡が破裂しているのはその証左。このワイルドさ、ボルテージ高まる。


サイズはやや小さめだが、うまさに「誤差なし!」


キムタク主演のドラマ「BG~身辺警護人~」を観てない人にはさっぱりのネタでしたね。完食。


住所 和歌山県和歌山市中591-45
営業時間 11:30-14:00LO 18:00-22:00LO
定休日 月曜 第1日曜
Webサイト https://www.facebook.com/IlRitrovoWakayama/

26 Feb 2018

PIZZERIA 99

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

大阪府和泉市にある「ピッツェリア・ノヴァンタノーヴェ」に行った。


 ここは世界で602番目の真のナポリピッツァ協会認定店。


平日にも関わらず、開店と同時にほぼ満席となる人気ぶり。

このお店はこれまで幾度となく訪問を試みるも、その日に限って臨休だったり移転が決まって休業だったりと、まるで神のおぼし召しとでも言わんばかりに絶妙なタイミングで行く手を阻まれる、言わば鬼門であった。元々は堺東の駅近くに店を構えていたが、今や和泉中央駅から2キロほど離れた住宅地に移ったことで遠方からの難易度が上がっている。


 まずはランチのサラダ。パルマ産の生ハムとグリーンサラダ。


 可愛らしい魚のお皿は、つくば「アミーチ」と同じ皿だ。「PIZZERIA」の外看板といいこのお皿といい、アミーチリスペクトなのがびんびんに伝わってくる。


シリーズ「真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する」。68枚目は大阪府和泉市「ノヴァンタノーヴェ」のマルゲリータ。1600円(外税)。


サイズは28cm(日本サイズ)と33cm(ナポリサイズ)、どちらも同じ料金で提供。画像はナポリサイズ。赤穂「さくらぐみ」や前述の「アミーチ」を彷彿とさせる、立派なコルニチョーネも相まってかなりの迫力。ピッツァマニアの人はこんな呼び方してないんだけど、僕はこういう力強さ感じる美しいピッツァを「絵画系」と勝手に呼んでいる。


水分量はやや多め。チーズから染み出た水分が乳化しており、その部分はやや白味掛かったピンク色を成す   かどうかはよく分からないんですけど、ミルキィなコクと豊かなうま味。油断していると滴り落ちるチーズを、比喩でなく本当にジョルジョルと啜るように喰らった。


うっめー!完食。


最後は定番のエスプレッソをぐびり。駅に戻った僕は、特急に飛び乗り一路和歌山へ。


住所 大阪府和泉市のぞみ野3-1237-76
営業時間 11:00-14:00LO 17:30-20:00LO
定休日 月曜
Webサイト https://www.facebook.com/pizzeria99/

22 Feb 2018

イタリア食堂 Mamma

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

 岡山県岡山市にある、イタリア食堂マンマに行った。


ここは世界で661番目となる真のナポリピッツァ協会認定店。

例えば人口700万の埼玉県が2軒なのに対し、200万人の岡山県は2つのアペティート(#237、#411)に勝央町のラジータ(#415)、そしてここマンマと、じつに4軒もの真のナポリピッツァを擁する言わばグルメ県。最近では富士丸の元店長さんがオープンさせた「ラーメンきずな」もあり、舌の肥えた二郎系マニアが熱い視線を送っているのは皆さんもよくご存知の通り。かつては「大都会」などと揶揄された岡山にも隙がなくなってきたようである。


    かどうかはよく分からないんですけど、食べたのはマルゲリータ+アペロールグレープフルーツ。1750円(税別)。


 鮮やかなオレンジ色が映えるアペロールは、イタリア産のハーブ系リキュール。見た目通り甘口でほとんどジュース感覚。指先で小突くとコロリと揺れる、まあるい底のオリジナルグラスが可愛らしい。


モコとしたコルニチョーネ。この一枚はトッピングといいサイズ感といい、以前訪れた大阪のイルソーレTEN-3に似た雰囲気があった。


特別これと言った個性はないが、歯切れのよい生地、確かなおいしさ。職人さんの優しそうな人柄がピッツァにも表れている。


完食。巨大ハンバーグで有名なツモロを食べ損ねたし、日生のかきおこも食べたいし、冬の岡山また来たいと思った。


住所 岡山県岡山市北区田中121-105
営業時間 11:00-15:30LO 17:00-22:00LO
定休日 なし
Webサイト http://maria-mamma.lolipop.jp/

19 Feb 2018

PIZZERIA DA GINO

真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する

 佐賀県初となる真のナポリピッツァ協会認定店、ピッツェリア・ダ・ジーノに行った。


昨年末、ナポリピッツァがユネスコ無形文化遺産に登録され、本国イタリアのみならず日本のピッツァ業界が大いに沸いたのは皆さんもご存知のとおり。その確かな技術を味わえる目印の一つに、プルチネッラと呼ばれる看板があります。これを店前に掲げているお店は、日本に居ながらにして本場の味が楽しめる信頼の証。右下の数字は世界共通の通し番号となっており、665番目に認定を受けたということが分かります。


  この日は関東地方が壊滅的に大雪の日でございまして、空港ではほぼ全てのフライトが遅延や欠航を余儀なくされるという厄難に。乗るはずだった便も欠航となり、振替便の熾烈な争奪戦に敗れた僕は、なんとか別の航空会社でチケットを買い直し佐賀へと向かったのです。到着時間を大幅に遅れたにも関わらず、ダ・ジーノの人たちは山盛りサラダで暖かく迎えてくれました。


「もう中休みでお客さんも居ないから、どんどん撮っちゃって下さい」とオーナーさんのご厚意で、ピッツァの調理工程を撮影させてもらえました。まずは生地玉というボール型の丸い生地を素手で延ばしていくのですが、とにかく早くてリズミカル。これはわずかな熱で発酵が進んでしまうため、大理石の上で素早く行われるのです。


これはパーラという木べらの上に移動させながら成形しているところ。この生地の伸張性、そこらのピザには絶対に出せない"しなやかさ"がありますよね。


びろ~ん。


指先だけを巧みに使い、生地はあっという間に薄く、かつ円形に近づいていきます。下ネタ好きのブロガーなんかはここで「やだ、テクニシャン!」とか書くのでしょうが、当ブログは高尚な、将来的には教科書に取り上げられるような真面目ブログを目指しておりますのでご理解いただければと思います。


ステファノ・フェラーラ・フォルニ社製の薪窯でわずか60~90秒。この調理時間でなければ本当においしいピッツァは焼き上がらないとされており、窯内の炉床温度は500℃近くにも達すると言われています。


いつ見ても思うのですが、火力の調整が薪という超アナログなこの窯で、焼きすぎても焼かなすぎてもダメ、余分な水分を飛ばしつつ表面パリッと軽い焼き具合にしなくてはならないという、ドMとまでいえる難易度の高い職人技を平然と行うピッツァ職人を、僕は心から感心するのです。


シリーズ「真のナポリピッツァ協会認定店を制覇する」。66枚目は佐賀県佐賀市「ダ・ジーノ」のマルゲリータ。1200円(税別)。


中の気泡が均一に膨らんだコルニチョーネ。程よく焼けたパンの香ばしさがあります。


果肉感を残したトマトソースに溶けたモッツァレラ、バジリコの風味も素晴らしい。手が汚れるのも気にせずジョルジョルと喰らいましょう。すげーうまい。


都内であれば安く見積もっても2000円はしそうな、大量のチーズが乗ったクアトロフォルマッジも同価格の1200円。オーナーさん曰く、佐賀にはまだナポリピッツァ文化が根付いていないため価格差を無くしているとのこと。うーむ、ずるいぞ佐賀県民。今のうちに絶対食べ行ったほうがいいよこれ。


2枚も入れたら腹パンで、最後はエスプレッソのドッピオ(ダブル)をグビリと飲み干しての完食。いやぁダ・ジーノ、いいお店です。「また会いましょう!」とスタッフの皆さんと熱い握手を交わしての退店でした。


住所 佐賀県佐賀市神野東3-7-13
営業時間 11:00-14:30LO 18:00-21:30LO
定休日 月曜の夜
Webサイト http://pizzeria-da-gino.com/

Blog Archive